突撃!2nd Communityで光る社員と、そのism(イズム)のご紹介

2nd Community株式会社(以下、2nd Community)は2022年8月現在、全国およそ600名の講師、そして50名の社員により構成されている。ミュージックスタイリスト(楽器講師)をはじめとする講師のプロフィールは、HP上で広くみなさまにご覧いただくことができるようになっている。

しかし、ここでは普段なかなか表立って舞台に上がることのない、講師や会員様を支える社員さまを、EYS音楽教室でフルート講師をしていた筆者の目線からご紹介させていただきたい。
講師や会員さまがまた違った視点で2nd Communityを知るきっかけになったり、「今後一緒に働いてみたい!」と思考中のみなさまのご参考になったりすると嬉しく思う。

 

 


~第1回: 音大卒のクールなマーケター、瀬戸みずほ~

本シリーズ第1回を飾るのは、昨年12月入社の25才、マーケティング部門の瀬戸みずほ。
今回はコロナ渦ということもあり、zoomミーティングを使用し取材を行った。落ち着いたアルトの声で聡明に話す瀬戸は、柔らかく可愛らしい外見に反して、非常に大人びている。

 

 

瀬戸さん1

(オフィスにて。)

 

前職は、コロナ渦の流れもあり現在出会いの中心となっているが、マッチングアプリのマーケターである瀬戸。無論、前職を聞いた瞬間、もうすぐアラフォーに差し掛からんとしながらも現在もなお孤高のソリスト(いわゆる独身)である筆者が、極めて個人的に「(マッチングアプリについて)ご相談させていただけますか?」と前のめりになったことは言うまでもない。(ちなみに最近ではいよいよ結婚について尋ねられることも無くなり、非常に生きやすい。)

 

話を戻そう。

瀬戸は2nd Communityでは、webマーケティングに留まらず、キャンペーンの企画からチラシを考案し配布するアナログなものまで、幅広く動くマーケターとして活躍している。ダンスや音楽。これからレッスンをはじめようと検討中するお客様と会社・講師をつなぐ現在の彼女の仕事内容は、まさにお客様と2nd Communityとのマッチングだ。

 

瀬戸さん2

(オフィスにて仕事中の様子。)

 

さらに、「某有名音楽大学トロンボーン科卒業」という、異色の経歴の持ち主でもある。

 

瀬戸さん3

(2019年11月 学園祭での吹奏楽ステージにて。)

 

話を聞いて非常に驚いた。

演奏は理論も必須だが、「感情表現」だ。だが彼女は25才の若さを良い意味で感じさせない、どちらかと言うと感情的でなく冷静で論理的に話す雰囲気は、音楽家というよりエンジニアの多くが持つ力そのものを感じさせる。マーケターの専門のスキルを学生の頃から学んできたのだろうと感じており、音大卒とは思いもよらなかった。瀬戸のトロンボーン演奏も、きっと緻密で丁寧に、そして冷静に作り上げられるのだろうと想像する。

 

瀬戸さん4

(2019年7月 大学の吹奏楽演奏会にて。トロンボーン科の仲間たちと。)

 

 


『音楽以外でも闘えるスキルが欲しかった』

 

有名音大に合格するほどの演奏スキルを持ちながら、なぜ現職のマーケターに向かったのか?

ずっと音楽を続けてきて、挑戦したくて音大に入学したものの、見事に打ち砕かれたという。(筆者も含め、大体の音大出身者が同様に思うだろう。分かります分かります分かりますと、この時何度同意したか分からない。)

 

「学生時代、自分から音楽を取り払った時に何が残るかを考えたのですが、何も残らなかったんです。それで、このままではまずいぞと思って、絶対に就職する!ITで生きていく!と決め、インターンにも行きました。エンジニアに関する勉強も学生の頃から始めていました。実際新卒で就職したのはマーケティング部門の仕事でしたが、エンジニアとしてのスキルも得られるという下心もありました。」

 

と、静かに彼女は微笑む。

 

瀬戸さん卒業式

(2020年3月 卒業式に、大学の屋上にて同期トロンボーン科メンバーと。)

 

続くコロナ渦の昨今の状況を見ると、彼女の考え方は特に先見の明があると言える。みんな同様に不安を抱くものだが、第二のスキル取得に学生時代から実際に動き出せる人はそう多くないように思うからだ。

筆者はEYS音楽教室卒業後、小さなフルート教室を運営しているが、コロナ第一波の際に、「フルート教室がどうにも立ちいかなくなったら、移動トラックに乗ってアスパラの移動販売をやろう。場所は麻布あたりが面白いかもしれない。」などと半ば本気で考えたが現在を見ても、彼女の生き方は聡明であり、大変に賢明でもある。

(※余談になるが、アスパラは野菜の中では価格が高く、上手く育てられれば儲かるそうだ、と数年前に誰かから聞いたことがあるからだ。本当の事は分からないが、形状的にもフルートに似ていて良いと思った。「フルート吹きのアスパラ本舗」という店名にしようと検討したが、本当に余談である。)

 

 


より良いサービスをご提供するための【EYS ism】

 

少し話が変わるが、2nd Communityでは、日々部門を超えた多くの会議が行われている。

隔週火曜日には、マネージャー以上の社員を対象に、2nd Communityにおけるビジョン・ミッション・フィロソフィー・クレドを代表・吉岡自らが説き、部門の代表が各々の業務への向かい方や姿勢の在り方を再認識するための意見交換が行われている。会員のみなさまに、より良いサービスを提供するためには従業員それぞれが自分の中にしっかりと【EYS ism(イズム=主義)】を持つことは不可欠だからである。

会議では毎回ひとつずつ特定のismについて取り上げ話し合われるが、今回は【常に明るく!】というismについて、瀬戸が2nd Communityの中で実感し、心掛けていることを紹介したい。


瀬戸みずほの実践するism、「常に明るく!」

 

2nd Communityは音楽レッスンやダンス、キッズ英会話など、常にレッスンという名の学びあるサービスをご提供する、会員様ありきの企業だ。同業他社と比較して講師やレッスンそのものに「活気がある」という声も聞くが、数々の研修を突破した講師のみがデビューできるという、まさに研修や試験を通しEYS ismが各々に根付いた結果そのものだ。このポジティブなカラーである【明るさ】は、表舞台で活躍する講師のみではなく、それを支える本部社員にも必要なものだと、代表の吉岡は考えている。

「以前まで、仕事中に『暗い』とか『怖い』とか言われていました。元々あまりテンションが高い方ではなくて。。。。。。」

と話す瀬戸。取材の録音を聞き返すと、ほぼ初対面ながら失礼にも

「たしかに。」

と答えてしまっていた程度には、瀬戸はテンションが高いタイプではなさそうだ。(しかし、落ち着いた朗らかな笑顔が常にあり、人付き合いがよく、キャンピングカーで九州を5日間かけて回ったこともあるそうだ。)

 

そんな彼女が、とある会議の議題となった「常に明るく」のismが心にスッと入ってきて実践する手掛かりとなったという出来事は今年5月のことだった。

 

2nd Communityでは、大規模なものから小規模なものまで、定期的に様々な懇親会が企画・開催されている。コミュニケーションを何よりも大切にしている、代表吉岡の意向からだ。

5月のとある日には、EYS音楽教室 銀座店で新店長を務めることになる赤木氏の歓迎会が開かれた。(赤木氏もまた、後日ご紹介させていただこう。)

瀬戸はこれまで他社員の歓迎会や懇親会に何度が出席したことがあるが、空気作りをするのはいつも代表吉岡だったという。吉岡はいつも開催される会に出席する全員に満遍なく話題を提供してくれるが、吉岡不在の会などでは一瞬、空気が止まってしまうような感覚になる「社長頼り」の事もあった。

しかし、赤木氏の参入でみんなの空気に変革の時が訪れたのだ。

 

瀬戸と同じく、音大卒で声楽家出身であるという赤木氏は、「いわゆる陽キャでネアカ(根明)」。大変気遣いが出来て、その場にいるだけで全体のオーラがパッと明るくなるのだそうだ。さらに、その場の一人一人を楽しくさせる能力がある。代表の長年の肩の荷もきっと下りたことだろう。

(ちなみに、後日代表に話を聞いたところ「社員旅行でハワイに行ったときに、当社の風土を支え続けた三人の陽キャ不在により食事会の雰囲気などが非常に重たくて辛かった。」とのことだった。これまでの流れより、赤木氏はきっと彼にとって地上に舞い降りた天使に思えたことだろうと推察する。)

 

 


【綺麗な水の中に、一滴の濁った水を垂らすと全てが濁った水になる】


 

このような言葉を聞いたことがある方もいるだろう。

赤木氏の場合は、この逆の効果をもたらしたと言える。

場の空気を悪くするも良くするも、たった一人の存在でそこまでにして変わるものなのだな、と瀬戸の話を聞いて、この言葉が思い浮かぶ。

 

水滴

 

普段表に立って会員様と接することは多くない瀬戸だが、時折ある急な来客に対応したことがあるそうだが、この経験から「常に明るくいることを心掛けることで、咄嗟の対応も相手にとって気持ちの良いものになる。そして明るさは周りに電線する。」ということが、この会で大変腑に落ちたそうだ。

 

瀬戸さん6

 

(現在とてもにこやかな瀬戸)

「人と話しているうちにだんだんとテンションが上がってくるんです。」

彼女は日ごろから積極的に会話するようにし、業務中のモチベーションを上げているという。また、今春から行われている朝礼も、瀬戸のテンションアップの一役を担っているそうだ。

最後に、

「ただ、話すことで自分のテンションを上げようと思うと、他の誰かの時間を奪ってしまうことになるので、今後は体を動かすことなどを積極的にして、一人でも常に明るくテンションアップを図りたいです。健康は生産性を上げると思うので。」

という一言に、彼女の周りの人間への思いやりと真っ直ぐな心を深く感じた。

「演奏や指導ではない形であっても、音楽業界に今後も貢献したい」

とも。

 

優しい明るさを持つ彼女にとって、講師とお客様をマッチングするためのマーケティングという現職は、きっと天職に違いない。

瀬戸みずほの活躍に、今後も目が離せない。

 

早崎 翔大

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